ビットコインは仮想通貨として世界中を流通しています。
そして、ビットコインを利用するためには銀行を利用する必要があります。
私たちは普段意識していませんが、日本円を利用するために「みずほダイレクト」などを利用していますよね?
ジャパンネット銀行や住信SBIネット銀行など「ネット」上で完結するネット上の銀行にお金を預けていたりします。
それと同じようにビットコインもネット上の銀行に預けることができます。ビットコインは貨幣と交換するものなので、通貨とビットコインを交換する銀行の役割を果たす会社のことを「交換所」や「取引所」などと呼びます。
そして、ビットコインを交換するための交換所の一つとして「マウントゴックス」が存在していました。しかし、そのマウントゴックスが潰れてしまったのです。
2014年2月24日のことです。
ある日起きたら「みずほ銀行」が潰れたというくらいの衝撃です。しかも元本は保証されず、事件は解明されることなく収束していきました。
今では、日本のビットコイン取引所の一つである「コインチェック」などがサーバー負荷の影響により一時的にダウンしている時などに「ゴックス」したなどと揶揄されることがあります。
それほどマウントゴックスの倒産は有名で大きな事件だったということです。
この事件をきっかけに皮肉にもビットコインの価値は上昇します。世界中の投資家達がビットコインの存在を知るきっかけとなり、世界中で利用できる、取引手数料が格段に安い、決済速度が非常に速いというビットコインの特徴に注目が集まったのです。
その後もビットコインの魅力に魅せられた世界中の人たちがビットコインの収集に夢中になった結果、ビットコインの価格が上昇しました。もちろん今現在も需要と供給の関係で価格は上昇したり下降したりしています。普段ニュースで報道される「ドル円」の為替レートのように日々一刻と変化しています。
今後ビットコインの価値が上がるか下がるかは誰にも分かりません。ビットコインを利用する人が増えれば増えるほど、自ずと需要が高まり価値が高まることは大いに予想されます。
2017年もビットコインの相場は予想できませんが、確実に世界中の投資家の注目を集め、世界中をビットコインは流通し続けることでしょう。